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by infokamishibai
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子ども心のホントのところ

寒波も一段落。このまま乗り切りたいですね。
こんにちは。らっきょむです。


「はるかぜちゃん」という女の子をご存知でしょうか?
今、インターネットでちょっとした話題になっている9歳の女の子です。
うちにはTVが無いので全然知らなかったのですが、9歳にして芸暦9年の役者さんです。
その子のツイッターでのつぶやきが大人たちの反響を呼んでいるのです。

3歳でブログ、9歳でTwitter 「都条例ぷんすか(ω)」のはるかぜちゃんに聞く


内容は昨年12月に改正された東京都の青少年育成条例に対するはるかぜちゃんの発言と、その彼女の背景について書かれているのですが、これは大人と呼ばれる方には読んでおいて損は無い内容と思いました。子どもに携わる仕事をする方は特に。

件の都条例に関してはここでは言及しません。取り上げたいのは、はるかぜちゃんの発言です。

「きれいなものや、笑えるものだけみせて育てた子供が人にやさしい大人になるとは、ぼくは思いません(ω)(ω)」
はるかぜちゃんの発言まとめ


はるかぜちゃんが好きだと公言している漫画は僕はほとんど読んだ事が無いので、彼女の主張を100パーセント支持する立場も反対する立場も表明できませんが、彼女の主張はある種の真理を突いているように思います。そしてそれは街頭紙芝居という文化の核心にも触れているのではないでしょうか。街頭紙芝居の個々の作品としてでなく、大人と子ども、または子ども同士の差別も含めた関係性・場としての文字通り「街頭紙芝居文化」の核心です。

子どもは「子ども扱いして作品を見せる大人」を嫌う。大人の下心を見抜きます。子どもも世の中を動かしている本当の所を覗いたり感じたり考えたりしたいんです。みんながみんなそういう子どもばかりと言いませんが、はるかぜちゃんのような頭のいい子どもではなかった僕ですらそう思っていました。
その事をネット上という大人も子どもも一緒くたのフラットな地平で、子どもから発信してきたのです。

正直な所を申しますと、僕はとても勇気づけられました。
「大人にも子どもにもいい意味でトラウマとなるような紙芝居を届けていきたい」という自分の信念を再確認した次第です。


うむ。よし。
やったるで!トラウマ紙芝居師!!


追伸。はるかぜちゃんのツイッターのフォロワー数が昨日一日で5倍近くに膨れ上がっててびびりました。
はるかぜちゃんまじすげぇ。
by infokamishibai | 2011-01-22 06:16 | 弟子の日々